10/29(火)
週の頭、大忙し。リロイさんが作品の搬出に。今年最後の展覧会、寂しい気分に。
ばたばたと事務仕事を終わらせる。ボーダーインクに新刊書の注文、一箱古本市にブックパーリーの実行委員会も資金造成のために出店することになったので出店用の本を準備する。そのほか看板など。
某機内誌の取材のみなさんがご来店、沖縄のウガンの話をする。言事堂の建物が最初期のころ餅粉の精製工房だった話も。近所の小さなウガンもご案内。
残業して棚出しの本の値付け。どんどん本が入荷しているので、その手を止めずに棚出ししていきたい。
10/30(水)
ボーダーインクのKさん納品に。「おきなわの一年」などのイラストシリーズがよく売れる。真栄平房昭「旅する琉球・沖縄史」も注文、新刊書もどんどん増やして行きたい。
昨日の取材のみなさんが再訪してくださる。これからまた首里に向かうのだそう。記事、楽しみにしています。
お昼休みに石橋毅史さんからのイベントお知らせのメールを読む。台湾、韓国に足を運んで隣国に興味が出始めた頃なので、「本屋がアジアをつなぐ」は特に気になっている本。銅鑼湾書店は数年前から話題になっていたので名前は知っていたものの、その後台湾で新しくお店を準備中とは知らなかった。
名古屋のFさんご来店、今年も琉球王朝絵巻行列に参加したのだそう。2階で一休み。小学生のMちゃんが遊びに来る。
10/31(木)
早朝、首里城の正殿、北殿が全焼して延焼しているというニュースが入る。耳を疑った。
落ち着かないまま家を出てお店で続報を待った。延焼した火は南殿や奉神門、鎖之間なども全焼させたと。なんということだろう。
仕事がまったく手に付かなかった。ハロウィーンでお菓子をもらいに来た子どもたちと話をして少し気持ちが和らいだ。
中山門図、神猫図などの王朝時代の絵師が描いた絵画、16・17世紀の漆器類などなど、正殿に保管していたであろう文化財たちのことを考えると泣きたくなってきた。こんなこと… 信じられない。
11/1(金)
寝ても覚めても首里城のことで頭がいっぱい。通販の発送作業で精一杯。
自了の白澤之図も焼失か、とSNSで目にしたけれども、残っていることを信じて、美ら島財団と県の報告を待ちたい。琉球王朝に仕えた絵師の絵画は沖縄戦でほとんどのものが失われてしまっていて、自了の作品は白澤之図が唯一現存するものだと言われている。とにかく悔しくて悲しい。地下の収蔵庫の中はまだ確認作業が行われていないとのこと。
11/2(土)
午前中、ブックパーリーの実行委員会で一箱古本市に出店しているのでその準備のために美栄橋駅前へ。喜納さんがすでに到着していた。急いで本を並べて看板を出す。お店番はあまり出来ないけれども、出店は初めて。パーリーのプログラム印刷代にあてるため、値段の付け方を甘くした。自分のお店で付ける値付けとはまた全然違う感覚。
急いで出勤して発送の本の準備。Nさんご来店。首里城の話をする。この2日間がとても長く感じる。