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『秋元さなえ・中村絵美展』galleryラファイエットにて開催中です。

久しぶりにgalleryラファイエットにて展覧会が開かれています。

沖縄/北海道芸術文化交流プロジェクトの第2回目の展示。
北海道教育大出身の美術作家・秋元さなえさんと中村絵美さんが来沖、
ふたりの展覧会が今週日曜日まで開催しています。
昨日、アーティストトークの途中から参加してきました。


これは秋元さんのトーク。

彼女たちの作品を観て、
沖縄にはない風景だとか、物だとか、
ある特定の場所のものとすぐわかる情景が目に飛び込んでくるんだけど、
その後に、知らない場所でも知っているような錯覚が芽生えて来て、
ここは一体どこなのかなと、
われらの土地であったのか、〈わたし〉のものであったのか、
〈わたし〉とは誰なのか、といった問いをぐるぐる考えていたのでした。

中村さんが参加されていたグループ展に使われていた
〈生息〉という意味をなんとなく辿ってみたり。

アーティストトークの後の会話も面白かった。
ゲストの堀田さんが時々添えてくれる言葉に、ああそうだった、と
思い出す景色も多かった。

展示は日曜日までです。
ぜひご覧下さい。


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沖縄/北海道芸術文化交流プロジェクト2
秋元さなえ・中村絵美展
わたしは砂 わたしは羽虫 わたしは重なり わたしはさざなみ わたしはかげり

会期:7月23日(火)−28日(日)
13:00-20:00(会期中無休)

会場:galleryラファイエット
沖縄市中央4-1-3 2F

ギャラリー・トーク 7月24日(水) 19:00-
秋元さなえ・中村絵美
〈ゲスト〉堀田真紀子(北海道大学大学院准教授・現代芸術文化論)
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| そのほかの展覧会 | 16:33 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ユッカヌヒーアート展が始まりました。

旧暦の5月4日は(新暦では6月12日)ユッカヌヒーの日です。
この日をはさんで、本日から16(日)まで、
壺屋焼物博物館と玩具ロードワークスにて『ユッカヌヒーアート展』が
開催されます。
ロードワークスのほうで、言事堂も出展しています。

『こどものじかん』をテーマに選書をしました。
子どもの時だけ存在する時間、子どものような時を過ごせる時間に
関わることの本、子どもに戻れる本などなど…
選書、時間かかりますけども、毎回楽しいです。
お時間あるかたはぜひお立ち寄り下さいませ。



ユッカヌヒー(4日の日)について少し書いておきます。
近年では、子どもの成長を願ってこの日に玩具を買い与えるという
風習に変わっていますが、元々の意味としては
一年で一番の大厄の日なので、子どもを喜ばせ厄を払うために行われていたと
言われています。

そして、ユッカヌヒーといえばハーリーです。
ハーリーは豊漁を願い、海の神々に捧げる神事として昔から
行われて来ました。
ゴールデンウィークにも泊港で大きなハーリー大会がありますが、
これは新暦の5月4日に合わせての競技です。
本来は旧暦の日に行います。
沖縄本島だと、糸満ハーリーが有名です。
平日なので、なかなか観に行くことが出来ませんが、いつか観てみたいと
思っています。





| そのほかの展覧会 | 13:31 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Home/家



昨年、一昨年と言事堂で展覧会をしてくれた平良亜弥さんが
グループ展をします。
沖縄・イギリスのアーティストの交流映像展です。

お近くの方はぜひお立ち寄りください。



ーーーーーーーーーーーーーーーー
  Exhibition Home / 家
ーーーーーーーーーーーーーーーー

「Home/家」というテーマのもとに、沖縄・イ ギリス交流映像展を開催します。
本展覧会は津波博美と平良亜弥が沖縄又はイギリスを拠点に活動している
10人のアーティストをセレクトし、計12人のアーティストによる
ショート映像作品を紹介しま す。


【Okinawa】
平良亜弥 Aya Taira (沖縄)
ダニエル・ロペス Daniel Lopez (スイス)
小橋川啓・戸ヶ瀬哲平 Kobashigawa Kei・Togase Teppei (沖縄・宮城)
キン☆マリ  Kin☆Mari (沖縄)
園部享弘 Masahiro Sonobe (神奈川)
山里紗葉 Sayo Yamazato (沖縄)

【London】
津波博美 Hiromi Tsuha (沖縄)
グレー・アテシュ Guler Ates (トルコ)
ダニエル・ベバン Daniel Bevan (イギリス)
ガイ・オリバー  Guy Oliver(イギリス)
アンドリュー・キーン・ハマーソン Andrew Kean-Hammerson(イギリス)
ビクター・ガク パースキ Wiktor Gacparski(ポーランド)

-------------------------------------------

会場 ①:Club ELSE
会 期:2010年4月18日(日)
時 間:14:00〜20:00
after party 20:00〜21:00
参加アーティストによるパフォーマンスとLIVE
パフォーマンス:山里紗葉
LIVE:カトマリピン(キン☆マリ、香取光一郎、上地ガチャピン一也)
※ワンドリンク制

お問い合わせ:Club ELSE
〒904-0031 沖縄県沖縄市上地2-21-22
TEL.098-930-0883
e-mail picadely03@yahoo.co.jp

-------------------------------------------

会場②:zスペース
会 期:2010年4月19日(月)〜4月25日(日)
時 間:19:00〜22:00
※入場無料

お問い合わせ:Zスペース
〒904-0004 沖縄県沖縄市中央1-6-17 3F
TEL 090-9564-1738(吉浜)


会場地図はこちら
-------------------------------------------

関連イベント:沖縄県立博物館・美術館(屋外展示場)
会 期:2010年4月11日(日)
時 間:18:30〜(予定)
※入場:500円(展覧会チケット付)

石川直樹写真展「ARCHIPELAGO」プレイベントとして、
石川氏とのクロストーク&上映会を開催します。
上映後、Home/家展のアーティストたちによるトークもあります。


お問い合わせ:沖縄県立博物館・美術館
〒900-0006 沖縄県那覇市おもろまち3丁目1番1号
tel:098-941-8200 
fax:098-941-2392

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| そのほかの展覧会 | 12:04 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
今月観た展覧会のこと
もう終わってしまったものもありますが、展覧会の感想を
まとめ書き。
観て終わったあと、自分のお気に入りの場所で作品のことを
ぐるぐる考えるのが好きですが、すぐに書き残す器用さがないため
後日談になってしまいます。
思い出します。至福の時。


1.11 mon
浦田健二展覧会 kenji urata exhibition [human≒object]
in 沖縄県立芸術大学 附属芸術資料館2F


全身泥につつまれた人体を写した写真とアニメーションのような動画
が壁面に配置・投影されていて、モデルが着用していたと思われる
洋服や下着、眼鏡などすべて泥パック状態のものが洗濯干場に
かけられていた。

「皮膚を被覆する」ことで観点を移動させることが出来るけれども
フェティッシュとする対象物がこれらだとは思えなかった。
隠そうとすればするほど際立ってくる存在を探したり
(女性的な丸みや骨格の善し悪しもそう)、
「もの」とは置き換えられない生命の尊厳を確認したりと、
次々と自分の観念の動作が観ている間に出て来て
おもしろかった。
見つけに来たなぁと思えた展覧会でした。
皮膚、つまみたくなるね。




1.16 fri
『貴方を愛するときと憎むとき』展
in 沖縄県立博物館・美術館コレクションギャラリー2(2F)


もともと県美の収蔵品である山元恵一の代表作[貴方を愛するときと
憎むとき]がメインというか、まず全体像のモチーフとしてある、
というのがおもしろいな、と思っていました。
既存の絵画がここで持ち出された意味も考えさせられたし。
収蔵作品からひっぱってきたもののセレクトと、数名の作家の新作が
どう組み立てられているのかと期待して向かいました。

いくつか、
ワークショップから派生している作品と理解していれば
納得できるでしょうね。
インパクト大の鷹野隆大も知り合いがモデルなもんで
ニヤニヤ観るに留まってしまいました。 小さい写真集は
セレクト二種、良かったな。
こっちのパネルの展示ももっと観たかったな。二部構成で。

山城知佳子の新作『沈む声、赤い息』が仕掛けのある
2つのスクリーンからの物語で、暗喩とする部分が次々に押し寄せる
ようで見逃すまいと見入ってしまった。
滑稽さはなかったかな、「アーサ女」はユーモラスな所があって
ふふっとなったんだけど、声の主らしき女性の表情が強ばっていた
ことと、聞き取れない言葉を話すところが異常に怖かった。
これ、もう一回観たいです。


あ、コレクション展なので入場料金が安いです!
そしてたっぷり観れますよ!
ここ推したい部分。

だって、美術の企画展で1,000円以上出すのも未知の世界なんだよと、
知り合いが言っていたもんで・・・



1.18 mon
宜保朝子 山のあなた 海のこなた
in cafe unizon


義姉とランチを食べに。
カフェの清々しさと相まって、ぽーんと抜けた高さも思わせる絵。

食事するときに見つめる遠くの景色のようで、いくつもの窓を
用意してもらった感じ。
わたしは昔から朝子さんの絵の「仕上がり感」が好きなのだ。
サイドの、額縁で隠れる部分もぺぺぺっと塗ってるのも
好きだな。 覗いて左右確認しちゃうし。

それと、このカフェ、はじめて入りました!



1.19 tue
□A □F Exhibition
in in 沖縄県立芸術大学 附属芸術資料館2F



「アジア」「女性」をキーワードにした6名の県芸学生・卒業生?
の展覧会。
どこに属するのか、というチェック項目を構えた時に、6名の中では
この2つが優先順位にするとトップにくるんだろうな、ということで
選ばれたキーワードなんだけど、鑑賞者の多くが作品のなかの
具体的な「アジア」的要素を見出そうと懸命になりすぎてしまった
ようです。
こういうところ、外部のキュレーターが入るとか、作家だけに
任せないと言う展覧会の作り方もあれば、変わってくることでしょう。
なんて考えました。

ギャラリートーク、聞きたかった!




『貴方を愛するときと憎むとき』展と「宜保朝子 山のあなた 
海のこなた」は現在も開催中です。
ぜひご覧下さい。
| そのほかの展覧会 | 00:33 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
「前島アートセンター誕生秘話」とキン☆マリさんのトーク&ライヴ
前島アートセンターのスタッフ宮原くんから送られて来た
メールニュース、そのままですが転記しますね。


わたしが言事堂を始めようと思ったきっかけも、
前島アートセンターの活動の中から生まれたものです。
アートセンターがなにをしてきたのか
「よく分からない」と言っていたひとに是非
参加いてもらいたいですね。


それと! キン☆マリさんのトーク&ライヴが
久茂地公民館であるようですよ。
こちらもお知らせいたします。



┏━━━━━━━
┃栄町/で/に/から/アート MACかたやびらナイトVol.001
 〜前島アートセンター誕生秘話

日時:2010.01.22(金)19:00〜20:30
場所:おきなわ時間美術館(栄町市場内)
お問い合わせ:098-885-9371
入場無料

ゲスト:翁長直樹さん(沖縄県立博物館・美術館 副館長)
    国吉宏昭さん(前島アートセンター副理事長)
司会:仲本賢さん(沖縄県立芸術大学准教授、前島アートセンター理事)

 今年9周年を迎える前島アートセンターでは、毎回ゲストを迎えて
前島アートセンターと沖縄の現代美術史をひもときながら、今後の
展開について考えてゆくトークイベント「MACかたやびらナイト」を
継続して実施してゆきます。


 第1回として、ゲストに沖縄県立博物館・美術館副館長の
翁長直樹さんと前島アートセンター副理事長の国吉宏昭さんをお招きして、
前島アートセンター誕生以前(1990年代)のアートシーンの動き等を
中心にお話をうかがいます。


 沖縄のアートにいろいろな形で関わり続けてきたお二人から、
ここでしか聞けない色んな話が飛び出す予定です。
乞うご期待!




┏━━━━━━━
┃久茂地公民館・若狭公民館 合同企画 青年のための講座・交流事業 
「カッコいい大人」シリーズ 第5弾 
「No Expression No Life」キン☆マリ来るよ!の巻

日時:2010.01.23(金)17:00〜19:00 (開場:16:30)
場所:久茂地公民館
お問い合わせ:098-891-3443(久茂地公民館)
定員:50名
入場無料

那覇市公民館青年講座、カッコいい大人シリーズの第5弾は、
キン☆マリのトーク&ライブです。

沖縄美少女図鑑等のモデルをしていたキン☆マリさんは、
クレイアニメを制作し、第1回沖縄映像祭で準グランプリを
受賞するなどアーティストとしても活動。

現在は、アコーディオン奏者・香取光一郎、ベース・ガチャピンと
ともに「カトマリピン」というユニットを結成し、シャンソンや
昭和歌謡、童謡を唄うシンガーとして活躍しています。

そのキン☆マリさんに、表現することへの思いと転機となった
さまざまな出会いについて話していただきます。
また、特別ゲストに香取光一郎さんを迎えてのライブもあるので、
こちらも必見です。

トーク、映像上映、作品展示、音楽ライブと盛りだくさんの
贅沢な内容で、なんと入場無料!
ぜひともお誘いあわせの上、ご来場下さい。


| そのほかの展覧会 | 12:17 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
もの の つづき


首里のカメラ用品専門店・オリエンタルホビーに、大沼ショージ
さんの写真展『もの の つづき』を観てきました。
ちょうど伺おうとしていた日の午後、大沼さんが言事堂に現れたので
ますます見るのが楽しみになっていたのでした。


活版印刷の工房から大沼さんが受け継いだ道具たちを撮影した、
『もの』が主役の写真展。

道具なのでもちろん用途があるのですが、最初はその名称だとか
役割が書いてあるキャプションを読まないでおいて、これは
何に使った道具だろうと想像しながら観てみたら、おもしろさ
倍増でした。 

活版印刷なので、反転した原型の文字盤を組んでいって、余白を作りたい
部分にも細かい金属をはめこんでいって結構な重さの版になるのです。
文字盤だけはみたことがあったけど、ほかの道具ははじめてでした。
すごく細かくて職人技の為すところを楽しめました。
そして道具たちを触りたくなりました。
一個だけ持たせてもらえました。 おおぉ〜


わたしはあと2回は観に行くつもりです。
楽しみをあえて残して来たので・・・
(こういう展覧会の見方もあるんだなぁ)



オリエンタルホビーでの期間も延長されたようです。
沖縄市のRoguiiでも同時開催中。
紙ものや道具、印刷物が好きな方は観るべきですよ〜


オリエンタルホビー 



書店で惚れてすぐ購入した澄さんと松澤さんの本の写真を
大沼さんが撮影しているとこの日に知りました・・・
びっくりした〜! 
知らなくてすいませんでした・・・
この本、おすすめです。

| そのほかの展覧会 | 18:04 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
国立にて



言事堂店長が「おきなわの器」でも紹介しています
小泊良さんの個展が、国立市の「黄色い鳥器店」にてあす9日(金)
から開催されます。

9,10日は小泊さんご本人もお店にいるとのこと。
お近くのかた、器の好きな方はぜひお出かけしてみてください。

店長にとって国立は美術予備校のまち、でもあります。



匙屋さんやつくし文具店、国分寺のほうに行けば古道具ニコニコ堂、と
なんかいいところやなー。
そこに住んでいるところをこっそり妄想してしまいます。




ーーーーー
小泊 良 器展
10月9日(金)ー10月18日(日)
午前11時ー午後6時

黄色い鳥器店
東京都国立市北2-33-11
TEL 042-537-8502


10月13日(火)は、定休日のためお休み
※12日(月)は、営業いたします。




黄色い鳥器店
小泊良blog



| そのほかの展覧会 | 16:53 | comments(7) | trackbacks(0) | pookmark |
コザクロッシング
金曜日には展示期間がもうすぐ終わりそうだった「琉球絵画展」を
観に、週末は沖縄市の美術展「コザクロッシング」に
インフルエンザにドキドキしながら出掛けて行きました。

「琉球絵画展」は展示数も満足いくものだったし、見応えがあって
とても面白かった。琉球絵画としてメジャーではないものが
見れたのも良かったなぁ。 沖縄で見る、雪のつもった背景の動物画も
なかなか・・・。
博物館の展示で見聞きしていた程順則の肖像画や八重山の風俗図、
那覇の街の鳥瞰図は子どもと一緒でも、たのしく説明しながら
観れたし。 夫婦岩発見! なんて言いつつ。



コザ十字路

アサヒ・アートフェスティバル2009の参加企画展、「コザクロッシング」
を観に、日曜日は銀天街に行ってきました。

ワナキオ出品作家もちらほら。戸ヶ瀬・小橋川ペアーのアニメーションで
ウフフーと笑い、チQさんとハリネコちゃんとおしゃべりをし、
銀天大学のお手伝いをして、さよちゃんのパフォーマンスを観る。
ランヤさんの作品を買い、鈴木さんともおしゃべり。
岩井さんはかなり髪が伸びていた。結婚の話をふたつも聞きました。
(みなさん! おめでとうございます!!)



岩井優「Koza Bleach」




菊原清史「はなてばてにみちるみどりのせんとうき」



山里紗葉「Snow と みてる 空」




路地のちいさな隙間や空き店舗で作品達がひっそりと、そこにあった時間を
つつみこんで佇んでいました。
ほっとする展覧会でしたね、壊れていくことを望まない、だけども
ただ在るものに安心するだけではなく、何がしかの言葉が生まれていた
と思います。


午後から見始めたので、やっぱり全部は観れなかった。
オークションの出品作品も見たかったのだけど。タイムリミット。
また来週!

| そのほかの展覧会 | 11:33 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
陶・よかりよ「東恩納美架展」と琉球ぴらす「宮古高校普通科2年2組」
週末、ここぞとばかりに出掛けてギャラリーに行きました。
ふたつみっつだと日曜日しか観れないもんね、おばあちゃんと
娘がコナンを観に行っている間に車飛ばしてきました。



浮島通りの琉球ぴらす2階のギャラリーにて「宮古高校普通科2年2組」
のイラスト展。奥平千春さんがDMを持って来てくれたので
行ってみることに。


おふたりとものびのびとした明るい色彩で元気の出るイラスト
でした。黒板の落書きも細かく観ていくと楽しかった!

古い民家を改装して作ったお店とギャラリーのようですね。和むな。
こないだの福田真己ちゃんの写真展は来れなかったのでみたかったな、
写真だと二階はどんなふうに変わるんだろうかと想像してみたり。


琉球ぴらすのTシャツはいろんな人がデザインしてるんですね。
うちの母がここの服のファンらしい。島バナナのTシャツをもらった
ことがある。わたしのは黄色い熟したバナナで母のはまだ青いやつ。
いや、逆じゃないのと思ったけど言わないでおいた。
時々思い出したように母が「あんたあのTシャツ着てるん?」と
聞いてくる。言事堂で着てほしいんかなぁ。






壺屋に引っ越した「陶・よかりよ」でははじめてのお買い物。
東恩納美架さん作のマグカップとミルク入れを購入。
カフェオレによく似合うカップでした。使ってみてますます
似合うことが判明。
飲みきったあとの珈琲のラインがきれいなんです。
珈琲の滲んだ模様がカップの所々にある銅版画のような錆色
とまざっていい色だなーと感心していました。




量もたっぷり入ります。





珈琲屋台ひばり屋の特製焙煎豆も販売していたのでひとつ購入。
「泥棒ブレンド」という名前がついていた。泥棒っていうのは、
どっかからか持ってきたとか、気持ちを盗んだとか、そういう
ことかと思うんですけど、珈琲にこの名前付いてる時点で色気が
あるというか、薫りで意識がもってかれたー、とか、一本とられた
感覚です。ぜったいおいしいにきまっているネーミング。
泥棒に(意識)盗まれる前に飲むものだね。



琉球ぴらす
陶・よかりよ


県芸のドローイングコミュニケーション2009には行けませんでした。
無念。







| そのほかの展覧会 | 19:13 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
アトミック・サンシャインのなかへ in 沖縄


来月から始まる県美の展覧会のことを調べていたら、キュレーター
の渡辺さんのブログに告知がのっていたのでこちらでも
紹介します。

佐喜眞美術館でも連動した展覧会するようですよ。


ーーーーー

「アトミックサンシャインの中へ in 沖縄
 −日本国平和憲法第9条下における戦後美術」


会期:2009年4月11日(土)〜5月17日(日)
(休館日:4月13、20、27日、5月7日、5月11日)

場所:沖縄県立博物館・美術館 企画ギャラリー1,2
キュレーター:渡辺真也

参加アーティスト(アルファベット順):
ヴァネッサ・アルベリー: Vanessa Albury
アローラ&カルサディーラ: Allora and Calzadilla
新垣安雄: Yasuo Arakaki
安次嶺金正: Kanemasa Ashimine
コータ・エザワ: Kota Ezawa、江沢考太
比嘉豊光: Toyomitsu Higa
エリック・ヴァン・ホーヴ: Eric van Hove
石川真生: Mao Ishikawa
真喜志勉: Tsutomu Makishi a.k.a Tom Max
松澤宥: Yutaka Matsuzawa
森村泰昌: Yasumasa Morimura
仲里安広: Yasuhiro Nakazato
オノ・ヨーコ: Yoko Ono
下道基行: Motoyuki Shitamichi
平良孝七: Koshichi Taira
照屋勇賢: Yuken Teruya
山城知佳子: Chikako Yamashiro
柳幸典: Yukinori Yanagi




展示コンセプト (文責:渡辺真也)

日本国憲法は、1947年、アメリカ占領軍によって実質的に書かれた歴史が
ある。そして平和憲法として知られる第9条には、主権国家としての交戦権
の放棄と戦力不保持が明記されている。

1. 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の
発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段
としては、永久にこれを放棄する。
2. 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。
国の交戦権は、これを認めない。

この世界的に見ても非常に珍しくユニークな憲法上の平和主義の規定は、
アメリカのニューディーラーの理想主義が反映されている。この平和主義を
含んだ新憲法は、第二次大戦の苦しみを経験した当時の日本の一般市民に
受け入れられ60年以上改正されることなく今日に至るが、この平和憲法と
呼ばれる第9条が、現在、その存在を問われている。

美術展覧会「アトミックサンシャインの中へ - 日本国平和憲法第九条下に
おける戦後美術」は、日本国憲法改正の可能性のある中、戦後の国民・
国家形成の根幹を担った平和憲法と、それに反応した日本の戦後美術を
検証する試みである。

憲法第9条は、戦後日本の復興と再形成に多大な影響を与えたのみならず、
60年間他国との直接交戦の回避を可能にした。しかし、9条を持つことで
日本は直接交戦から回避することに成功したが、日本の実質的戦争協力は、
第9条が保持される限り、ねじれた状況を生み出し続ける。この日本の特異な
磁場から、多くのアーティストたちは取り組むべき新たな課題を発見し、
彼らの芸術に表現してきた。日本の戦後やアイデンティティ問題などを
テーマとした美術作品の中には、戦後の問題、アイデンティティ問題、
また憲法第9条や世界平和をテーマとしたものが少なくない。

アトミックサンシャインとは、 1946年2月13日、GHQのホイットニー准将
が、吉田茂とその側近であった白洲次郎、憲法改正を担当した国務大臣の
松本烝治らと行った憲法改正会議のことである。ここで、ホイットニー准将は
保守的な松本試案を一蹴し、GHQ民政局の憲法試案を「日本の状況が
要求している諸原則を具体化した案」で、マッカーサーの承認済みのものだと
説明した。その後、アメリカ側が公邸の庭に下がり、英文を読む時間を
日本側に与えたのだが、その際、英語に長けた白洲次郎が庭に出て
アメリカ人のグループに加わっていくと、ホイットニー准将は白洲に
こう言った。

「We have been enjoying your atomic sunshine.」

この一言で、ホイットニー准将は日本側に、戦争の勝者・敗者を明確に
思い起こさせ、さらにGHQ草案に示された諸規定を受け入れることが、
天皇を「安泰」にする最善の保障であり、もし日本政府がこの方針を拒否する
ならば、最高司令官マッカーサーは日本国民に直接この草案を示す用意がある、
と発言した。その後、この憲法改正における日本国とGHQの会議は
「アトミック・サンシャイン会議」と呼ばれるようになる。このGHQ草案に
添った形で修正した内閣案が、最終的に1946年11月3日に日本国憲法として
公布された。



沖縄巡回展に寄せて (文責:渡辺真也)

第二次大戦中、地上戦により一般市民の多くが犠牲となったこの沖縄の
地において、憲法第9条と戦後美術に関する展示を開催することには、
特別な意味がある。

大戦終結直後のアメリカ政府は、沖縄県民を日本の帝国主義に支配された
異民族であると位置づけ、アメリカ軍政下に置いたが、朝鮮戦争勃発以降は、
沖縄を東アジアにおける最前線の基地に位置づけ直し、軍用地として
住民の土地を強制的に接収するなどした。

日本は1951年のサンフランシスコ講和条約の際、GHQ占領下から独立する
条件として、アメリカと安全保障条約を結ぶことを半ば強制されたが、
これにより日本は資本主義ブロックへと組み込まれ、アメリカの核の傘の
下へと入ることになった。この時、アメリカ側は沖縄における日本の
潜在的な主権を認めつつ、沖縄を正式にアメリカ軍の管理下に置くとした。

1956年、沖縄住民側の「土地を守る4原則」を無視した「プライス勧告」
の発表をきっかけに、住民たちは「島ぐるみ闘争」と呼ぶ反基地運動を
展開した。その後ベトナム戦争が勃発すると、沖縄は米軍の最前線基地
となり、それに伴う事件・事故も増加し、さらに爆撃機が沖縄から
直接戦地へ向かうことに対する批判も激しく、住民は反米・反戦色の強い
祖国復帰運動を活発に行う様になる。

一方、米軍からの需要がある産業に携わる住民は、復帰反対や米軍駐留賛成の
立場を取らざるを得ず、復帰賛成派と対立した。1968年、琉球政府の
行政主席選挙が行われると、90パーセント近い投票率の結果、本土復帰派の
屋良朝苗が当選、「即時無条件全面返還」を訴えた。その後1969年の
日米首脳会談にて、ニクソン大統領が安保延長と引き換えに沖縄返還を約束、
1972年5月15日に沖縄は日本へと復帰することとなった。

しかし、日米両国政府が考える沖縄返還のかたちが次第に明確になるにつれ、
沖縄では「反復帰論」や「独立論」といった思想も顕在化した。
その背景には、復帰交渉において日本政府が在沖米軍基地の現状について
米軍の要求をほぼ丸飲みし続け、沖縄の住民が期待した「即時無条件全面
返還」、すなわち9条を堅持した「反戦復帰」が実現せず、「核抜き・
本土なみ」と呼ばれる復帰となったことから、日本政府への不信感が
高まったことなどが挙げられる。「独立論」は日本やアメリカ支配の否定、
そして「反復帰論」は、国家主権そのものへの批判、という性格を
持っていた。

また、9条を堅持することが、日本国の防衛としての日米安全保障条約の存在
を不可欠としている、という議論も存在し、その延長線上に、皮肉にも
沖縄に未だに大規模な米軍基地が存在している、という理解も可能である。
この様に、沖縄の現状において9条と戦後の問題を考えることは、現在性を
持つ大変重要な議論であり、この9条と戦後美術をテーマに掲げた展示が沖縄
に巡回する際に、沖縄県内の作家による表現行為を組み込むことは必然だと
私は考えた。

戦争体験を通じ、住民の多くが強く平和を希求する中、沖縄のアーティスト
は、9条という理想、そして沖縄の帰属やアイデンティティというテーマに
関して、「戦後」と呼ばれる時代に、どんな表現を行ってきたのだろうか。
今回の沖縄県立博物館・美術館への巡回展では、「アトミックサンシャイン
の中へ in 沖縄」と題し、ニューヨーク・東京での巡回展での作品に加え、
沖縄の作家による戦後の美術作品を加えた。本展示が、9条と戦後美術という
テーマを沖縄県民、そして日本国民、さらに世界の人達と共有するとともに
再考する機会となり、来るべき未来への準備の契機となれば、と願う。


*4月11日の展示オープニングには、キュレータートーク、アーティスト
トークを開催します。他の関連イベントに関しても、またWebサイトで
追って告知致します。

*佐喜眞美術館では、サテライト展「アトミックサンシャインの中へ in
佐喜眞」(2009.4.15 - 5.6)を開催しています。

開館時間:午前9時〜午後6時、金・土は午後8時まで
(入館は、閉館30分前まで)

観覧料
当日券 前売り・団体券
一般(70歳以上含む) 800円 640円
高校生・大学生 500円 400円
小学生・中学生 300円 240円
※団体は20名様以上を対象とする。
※障害者手帳をお持ちの方と介助者1名は、当日券の半額とする。

主催:文化の杜共同企業体/沖縄県立博物館・美術館



渡辺真也blog
佐喜眞美術館


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